白内障、白内障手術とは

白内障は早めの治療が大切

少しでも症状を感じたら早めの受診で安心

 白内障は眼の中の水晶体と言う、カメラのレンズにあたる部分が白く混濁して、視力が落ちたり、霞やまぶしさの原因になる病気です。

 軽いうちは目薬で治療しますが、目薬では、治すというよりも進行を遅らせる効果しかありませんから、結局は手術治療になります。

 白内障の手術は、わが国全体で年間約80万人が受けられ、今後100万人に達すると言われています。白内障は典型的な老化現象ですから、年をとって足腰が弱るのと同様、長生きをすれば必ずかかる病気と言えますが、若い人でも進行した白内障の方もおられます。手術も時期的に遅れ過ぎると、手術自体が難しくなり、回復にも時間がかかりますので、眼がかすむ症状のあるかたは高齢者でなくとも手遅れにならないうちに眼科専門医の診察を受けていただきたいと思います。

手術時間は約15分程度。点眼麻酔で痛もみなく、日帰り手術もOK!
手術の翌日には見えるように回復※

  白内障手術の方法は近年大変な進歩を遂げましたから、他に眼の病気のない人では、手術翌日にはもうかなり見えるまでに回復します。麻酔の方法も、以前は眼 の周りや眼の奥への注射でかなりの痛みがありましたが、今では目薬だけの麻酔ですから、手術中に痛むことはありません。

  手術のための入院期間は、片眼で1日~2日、両眼で3日~4日です。最近は日帰りの手術も多くなっています。手術が終わったら住み慣れた自宅に帰り、落ち着いて安静が保てるようです。

※手術時間・入院日数・回復期間、痛み等に関しては患者さまの症状等により個人差があります。

安心して手術を受けていただくために

多くの方にご支持頂き、白内障手術 累計36,000眼

若林眼科では、年間2,000人くらいの方の白内障手術をしています。

野々市の若林眼科を開設してからこれまでに36,000眼(2019年12月現在)です。15年間の大学病院勤務時代をあわせると39,000眼以上です。
また、高齢化社会に伴い、80・90歳のご高齢な患者さまからのご相談も多く、最高齢の方は97歳で白内障手術を当院で受け、良好な視力を得ていただくことができました。
患者さんに喜んでいただけることが一番嬉しいことです。

最新鋭機器と施設による安心の手術

安全で質の高い白内障手術を実現するために

患者さまに「手術を受けてよかった」と思っていただけるよう、最善を尽くしたいという院長の思いにより、若林眼科は、積極的に信頼性の高い最新鋭機器を導入し、より安全で質の高い白内障手術を行っています。

最新鋭の検査機器で眼を構成するすべての要素を正確に計測

一度きりの大切な目の手術で挿入する眼内レンズの度数計算はとても重要です。
当院ではIOLマスター700(石川県内で初導入)、前眼部三次元画像解析(カシア)、iDesign波面センサーなどの高度の最新機器を駆使して眼を構成するすべての要素を正確に計測し、現在最も進んだ計算式で眼内レンズ度数を決定しています。
これらの機器により、手術が手遅れに近い強い白内障混濁で従来測定不能であった方の眼内レンズ計算が可能になりました。

乱視を精密に矯正。VERION(ベリオン)イメージガイドシステム

VERIONイメージガイドシステムは、白内障手術前に眼を細部にわたり検査・解析し、手術中は切開位置や眼内レンズを挿入する最適な位置をガイドする最新機器です。
この機器を用いることで、患者様一人ひとりに適した的確な手術と、手術後の視力・見え方の質の向上に大きく貢献します。

3焦点眼内レンズ

3焦点眼内レンズ「パンオプティクス『AcrySofR IQ PanOptixR Trifocal』」(国内初承認)を用いることで、白内障の治療だけでなく、近視・遠視、また、白内障患者の半数が有する乱視も矯正でき、良好な裸眼視力が得られます。

次世代顕微鏡で手術中のわずかな動きも見逃さない質の高い安全な手術

ドイツZEISS社最新高解像度顕微鏡OPMI Lumera 700は独自のステレオ同軸照明により、優れた徹照と立体感の両立を実現。さらに内蔵スリット機能も備えることで、従来の顕微鏡より鮮明で正確に手術個所を観察することができ、手術中の細かな動き・眼の状況をクリアな視野で確認しながら手術を行えるため、より的確で安全性の高い白内障手術を行うことができます。 また、OPMI Lumera 700は低照度で眼への負担が少なく、手術による患者様への負担も軽減されます。

極小切開手術

わずか約2.2mmの切開で白内障手術が可能です。

短時間で負担の少ない手術

効率の良い水晶体除去により、片眼約15分程度で手術が行えます。
※患者さまの症状等により個人差があります。

水晶体除去時も目に負荷を与えない

手術中の眼圧を安定的に維持した状態で、効率的に水晶体を除去します。

難症例にも対応

微細で効率的なコントロールが可能。症状が進んだ難症例にも対応できます。

バックアップ体制

最新機器「Signature(シグネチャー)」を2台、まだ世界各地で現役で使用されている1世代前の機器も2台の合計4台のバックアップ体制を取っています。
また、無停電電源装置を完備しており、停電の心配もありません。

レーシックによるタッチアップも可能

乱視や屈折の誤差が感じられる場合、他院で行われた白内障手術後の残余屈折誤差を感じる場合、タッチアップ(レーシック(レーザー屈折矯正手術))を追加することでさらに精密に微調整をすることができます。当院ではタッチアップの中でも最新のウエーブフロントレーシックを行っています。

手術日は眼の清潔を保てる環境をご用意します

若林眼科では、手術に万全を期すため、日帰りの方も入院の方もベッドをご用意して安静にしていただき、眼の清潔に保てる環境で待機していただきます。

生活スタイルにあわせて眼内レンズを選べます
単焦点眼内レンズと多焦点眼内レンズ

単焦点眼内レンズ

単焦点眼内レンズはピントを近方か遠方のどちらか1点に固定した眼内レンズです。
選択した距離以外ではメガネが必要となりますので患者さまの生活スタイルにあわせてレンズを選択します。
読書、パソコン、手元の作業の多い方は近方に焦点が合う眼内レンズ。
運転、特に夜間運転をよく行う方には遠方に焦点が合う眼内レンズがお勧めです。

多焦点眼内レンズ(老眼治療)

多焦点眼内レンズは、白内障の混濁が取れて明るくなるだけでなく、遠くにも近くにも焦点が合うように設計された遠近両用(多焦点)レンズです。
この多焦点眼内レンズを挿入することで、老眼年齢でも眼鏡なしで日常生活を送ることが出来るようになります。
当院は多焦点眼内レンズでも年間577件※の実績があります。
※2019年12月現在

白内障をあきらめず、若林眼科にご相談ください!
白内障の重症例、難症例などあらゆる手術に対応

白内障には放置しすぎた重症例、難症例の方もおられますが、問題なく手術いたします。

当院は、眼のあらゆる手術に精通しており、白内障の重症例、難症例にも十分に対応できる技術と設備があります。放置してあきらめず、ぜひ若林眼科にご相談ください。

長期間放置して水晶体が硬化してしまった方

眼内レンズを眼球壁に縫着する毛様溝縫着術や落下水晶体の摘出交換など高度の技術を要する場合にも直ちに硝子体手術併用で対応します。

緑内障を患っている方

緑内障に罹患している方で白内障手術が必要な場合には、緑内障と白内障の同時手術を行うことで眼の負担を軽減します。

角膜が混濁している方

角膜が混濁しているためにそのままでは手術が行えない方(帯状角膜症)では、エキシマレーザーでまず角膜の混濁をきれいにして、その後に安全に白内障手術を行います。本手術は健康保険適応になり、以前に比べ費用が安くなりました。

手術費用について

手術費用

日帰り手術 (単焦点眼内レンズ:片眼)
1割負担の方 約2万円
2割負担の方 約4万円
3割負担の方 約6万円

※上記費用は手術中の状況により多少違いが出てくる場合がございます。予めご了承ください。
入院をご希望の場合は、別途入院費用が必要となります。

日帰り手術 (多焦点眼内レンズ:片眼)

多焦点眼内レンズ手術は2020年4月から選定療養制度に移行しました。
これまで自費負担だった白内障手術の部分が保険適用となりましたので、費用は従来よりも約15万円程度減額になります。
詳しい費用は院長にお聞きください。

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多焦点眼内レンズ
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